子供用ランドセル

子供に対する姿勢教育としての座り方(VONDSランドセルコラム)

 縁側で座る子供

子供に対する姿勢教育としての座り方(VONDSランドセルコラム)

子供は、いつでも元気で活動的です。大人からすれば走らなくてもよいようなところでもテンションが上がるといきなり走り出し

「こんなところで走っちゃダメでしょ!!」

と注意しても、すぐに注意されたことを覚えていないかのように走ったりして注意し疲れている親御さんを街でもみかけることがあります。

そんな自由に活発に動き回りたい子供にとって、とにかくじっと座っていることができません。

それでも椅子に座らないといけないとなると、座り方なんかお構いなしでとにかく座ろうとします。

この行動は子供にとってはいたって自然なことで

・人間(特に子供)はじっと同じ体勢を続けることは身体に毒

・興味があちこちにいって集中することができない

などで、逆に理由もなく同じところに長く座っていることの方が、子供としては不自然なので心配になります。

最近その例外としてよく見かけるのが

・テレビやDVD

・テレビゲームや携帯ゲーム

など、興味を引くものを与えることでじっとその場におとなしく座らせている場合があり、子供を持つ友人も

「家事をするときとかにおとなしくしてて欲しいときには与えるとじっとしていてくれるからつい与えちゃう・・」

という話をよく耳にします。

しかし、そのような気を引くものを与えられなくとも徐々に大人になるにしたがって『社会性』を身に着けるためにも子供には『じっと座る』ことが求められます。

授業座るその1番の訓練になるのが『学校の授業』です。

また、最近では小さい子供でも『塾』に行っている子供も多いので座る時間が多く傾向にあります。

子供は『きちんと座る』スキルを訓練される機会がほぼないままに小学校入学と同時に、いきなり長時間座ることが求められます。

そうすると幼少期に『座り方』を教育されていない子供は、授業中にきちんと椅子に座れなくなり、その問題についてはテレビや新聞などのメディアでたびたび指摘されています。

リンク(ネットより)

「きちんと座れないのって何か問題でもあるの・・?」

と思われるかもしれませんが、子供の心と体の両方に悪い影響をずっと受けたまま成長していくことになり、それで受ける将来への不利益は計り知れないものになります。

ご自分の子供が『座る』ことで不利益を受けないためにも『座る』ことについてゆっくり考えていただけるお話をしていければと思います。

きちんと座れない子供を叱るだけは時代遅れ

だらしなく座る子供に

「ちゃんと座りなさい!」

って叱った経験はどなたもあると思います。

しかし、子供からすると

「ちゃんと座るってどうやるのがちゃんとなの?」

って頭の中に「???」がいっぱいになっているけど、とにかく親が叱るもんだからなんとなく胸を張って座ってみるって感じかもしれません。

しかし、これってよくよく考えてみたら、

乗馬経験ない人に、いきなり馬に乗せて

「いっぱい座ってたらちゃんと座れるようになる」

って言っていたり、

泳げない子供をとりあえずプールに投げ込んで

「泳がないとおぼれるぞ!」

と言っているのとさほど変わらないことです。

もちろん、スポーツなどと違って誰でもとにかく座ることはできますし、自分も親から教えてもらったことはないかもしれません。

しかし、そうであってもスパルタや放任主義のどちらも子供の躾け方として非難されている今の時代に合った躾け方としては、

『うまくできるコツを教えながら子供と一緒に親も親として成長する』

みたいなスタイルを称賛する時代に合わせる必要もあるかもしれません。

学校教育でされる正しい座り方とは?

じゃあ、ちゃんと座れない子供に対して実際どうやって座るように教えてあげるのがいいのでしょうか?

「いざ、うまく座るためのコツを教えろって言われても困ります・・」

という親御さんは非常に多いと思います。

実際どのように教えていいかわからない場合には、

『教育機関である学校では授業中椅子に座り方の教え方』

を参考にしてみられるとよいかもしれません。

今は、姿勢が健全な心と体を育むことに重要だと認識されている小学校が増えています。

姿勢教育を熱心にされていて、学校によっては『正しい座り方』のガイドラインを決めているところもあります。

それらで言われている正しい椅子の座り方のコツについてみていきましょう!

1200・足は少し開いて足裏をしっかり床につける

・膝を直角に曲げる

・背筋を伸ばしてお尻を深く引いてすわる

・背もたれにもたれないで、背中と背もたれの間を少し離します

などが代表的に言われています。

ここで大切なポイントは

・お尻を深く引いて座る

・背もたれをもたれない

ことです。

このことについては何を目的にしているかは確認しておきましょう!

骨盤をしっかり立てて座りましょう!

最近の傾向としては座るときに、お尻をしっかり引くように指導されることが多いようです。

これは、椅子に深く腰かけることを勧めているわけではありません。

お尻の椅子に直接当たる骨(坐骨)をしっかり引くことで骨盤が立った状態(骨盤 前傾)になります。

そうすると、猫背になりにくく身体がまっすぐになりやすいためです。

一般的に意識しないで座るとどうしてもお尻の引きが甘くなってしまう傾向があってこつが寝てしまい(骨盤 後傾)、猫背が一緒に起こってしまいます。

骨盤が寝て(骨盤 後傾)いる状態と『猫背』はセットで起こりやすいため

『骨盤は適度に立ってない背筋は伸ばせない』

のです。

背中が丸いことを止めるように注意しても、注意したときだけで長続きしないのには、骨盤が寝ている(骨盤 後傾)という根本の原因が取り除かれていない場合があります。

背中が丸いのは目につきますが、根本から正しく座れるようにするためにお尻・腰のあたりがきちんと立っているかみてあげることが重要になってきます。

背もたれにもたれていい姿勢はできない

次に『背もたれにもたれない』ことについて考えていきます。

背もたれにもたれると、必ず

・背中が丸くなる、猫背になる

・腰が抜けて骨盤が寝てくる(骨盤 後傾)

が起こります。

そのため、背もたれにもたれながらいい姿勢で座ることはできません。

それは、テレビに出ている俳優・女優・モデルを見てもわかります。

きれいな姿勢をみせないといけない職業のこのような方々は誰も背もたれを使いません。

「じゃあ、背もたれなんかなくてもいいんじゃないの?何のために背もたれがあるの?」

という疑問が出てきます。

それは、いい姿勢といってもじっと同じ姿勢でいるのは身体にとって負担がかかります。

長時間座るときには、基本はいい姿勢で座りながらちょっと休憩や体勢の転換をさせることも必要な場合があります。そのときに背もたれを使うのです。

いくらいい姿勢が大事だからといって、背もたれにもたれる余裕を与えてあげるくらいはしてあげないといけませんね。

後の注意点は正直言ってどうでもいいようなことばかりで、この2点は最重要のポイントになります。

なんとなく、『なぜ、そのような注意をする必要があるのか』についてご理解いただけたと思います。

では、これを実践していくことが大切になりますがこれでも子供に説明するにはなかなか骨が折れそうですね。

「もっと簡単に教えることはできないの?」

という声が聞こえてきそうです。

そこでもっと簡単に良い姿勢を作るための方法を紹介します。

簡単に正しい座り方をするコツは?

自宅で椅子の正しい座り方を教えるときのポイントを3つ紹介します。

その前に大切なことですが、椅子の高さがあっているようにしておいてください。

いくらいい座り方をしたとしても、椅子の高さが悪いとなかなかうまく身に着けることができません。

椅子の高さは、『太ももが床と水平かやや膝が下がる位置』を目安に調節してください。

1番してはいけないのは椅子が低すぎて、お尻より膝の方が高くなる場合です。

椅子が低いのに背筋を伸ばすことは非常に難しいということを知っておいてください。

1、椅子に浅く腰掛ける

学校の椅子は深く腰掛けるように指導されます。

しかし、もっと簡単に姿勢よく椅子に座るためには深掛けはしないことをおすすめします。

もし、深掛けする場合は、お尻にクッションを敷くことをお勧めします。

浅く腰を掛けることで

・骨盤が寝にくく、しっかり立ちやすくなる

・背もたれを使いたくても使えない

というメリットがあります。

これもテレビなどに出ている人などを観察してみるとよくわかります。だいたいの人は浅くこけており、あまり深掛けしている人はいません。

2、天井に頭を引き上げる

これは昔からよく言われていることで

『操り人形が糸で上から吊られているイメージで頭を引き上げる』

イメージです。

これをひとつ意識するだけで

・背中が丸くならない(胸をわざわざ張らなくてもよい)

・骨盤が自然に立ってくる(わざわざ骨盤を立てなくてもよい)

・目線も自然に前に向いてくる

といういいことがすべて同時に起こります。

逆に、ここが引きあがらずに各部分ずつでなんとかしようとすると、あれもこれも意識しないといけなくなり子供は意識するだけで疲れてしまいます。

ここで、ひとつポイントを付け加えますと

『まっすぐ天井に伸び上りながら、その伸び上る方向をほんの少しだけ前に出す』

ことです。

これは、料理に隠し味を入れるくらいの量をイメージしてほんの少し前方向を意識させるのがコツです。

3、鎖骨を前に出す

これは、必ず必要なポイントではありません。

上の2つを意識するだけで、大半の子供はきれいに座れるようになります。

しかし、子供の中にもまっすぐ座るのが不得意な身体の個性を持っている子もいます。

その場合には、更に持続していい姿勢を作れるようにするために

『鎖骨のあたりを前に押し出す』

意識をするように声掛けします。

このときもスパイス的に少し斜め上に押し出す意識にするとなお良いです。

椅子子供おわりに

以上の3ポイントを指導することで、椅子に座るときの良い姿勢づくりが簡単にできるようになります。

お尻を引くように指導すると、お尻を引きすぎたりすることもありそれを親が判断しないといけなくなりますが、今回紹介した方法であればそのような問題が起こりにくくざっくりやっても結構きれいになるのがいいところです。

昔から言われていたことと変わらないところもあり、新鮮味に欠ける内容に感じられるかもしれません。

しかし、昔から言われているよいことは継承しつつ、よりよい躾け方法を実践していただくことで子供の健全な心と体を養うことにつながっていただけたらと思います。