子供用ランドセル

軽くて背負いやすいランドセルを見つけるための3つのポイント(VONDSランドセルコラム)

一般的なランドセルは1,000g~1,400gほどの重量があるとされます。ランドセルには(教科書をたくさん入れて運び、6年間継続して使うという性質上)丈夫さが何よりも求められます。

したがってリュックサックや普通の鞄と比べると、どうしても重くなってしまいます。なかには本体重量が1kgを切る「軽量さ」を売りとしたランドセルもあります。ですが、ランドセルは単に軽ければ良いというわけでもありません。

頑丈で、背負いやすくて、なおかつ背負ったときに軽く感じる。そのような優れたランドセルを見つけるための3つのポイントについて、この記事ではご紹介いたします。

ランドセル一覧ランドセルは「重量」よりも「重量感」で選ぼう

まだ小さなお子様が背負うランドセルですから、なるべく軽いものを選びたい。カタログを比較していて「やっぱり1,200gの牛革ランドセルよりも、軽量な1,000gのクラリーノ(人工皮革)ランドセルの方が良いのかな」と考えるのは自然なことです。

しかし、実際のところ「重量200gの差」は想像するほど重要ではありません。というのは、200gというのは教科書や水筒などを入れたランドセルの総重量で換算すると5%~8%程度しか影響しないからです。

小学校で用いられる教科書1冊分の重量がおよそ220g~280g、イメージしやすい指標として、リンゴ1個分がおよそ300gです。ランドセルはクラリーノ、牛革、コードバンなど材質の違いによって1,000g~1,400gと重量に差が出ます。しかし、実際に背負ってみると、数百グラム程度の重さの差はあまり気にならないものです。

ですから、ランドセル選びの際はカタログに記載されている「重量」だけで比較するのではなくて、背負ってみたときの「重量感」で比較するのがポイントです。

余談ですが、ランドセルの材質(天然素材か人工皮革か)で問題となるのは、重量の差よりかは「耐水性」「耐傷性」「質感」の点です。牛革やコードバンは質感が良く傷にも強い反面、水に弱いのが難点です。対してクラリーノなどの人工皮革は防水性に優れるのが利点となります。

160713_vonds0711ポイント1 「背カン」が可動するものを選ぶ

ランドセルにおいて、重量感を決める要素は3つあります。ひとつめはランドセルの「背カン」です。背カンとは、ランドセルの背面の肩ベルト(上部)を繋いでいる部分のことを指します。

背カンは大別すると「固定型」と「可動型」のものがあります。結論から述べると「可動型」のものの方が背負いやすく、重量感が軽減されます。背カンが動くことで、左右の肩ベルトの角度が自在に変わります。

どのような体型にも適応できるメリットはもちろんのこと、子どもの成長に伴って肩幅が広くなっても、ランドセルがしっかりフィットします。

ちなみに、可動型の背カンには、肩ベルトが左右同時に動く「連動式」と左右別々に動く「非連動式」とがありますが、一般的にそこまで背負いやすさに差異はないと言われます。


160822_monoco1106ポイント2 「肩ベルト」の形状を要チェック

重量感を決定づけるうえで、2つ目に重要となるのが「肩ベルトの形状」です。意外と見過ごしがちですが、肩ベルトはランドセルの背負いやすさに大きく影響してきます。

小学生の頃に、重い荷物を詰め込んだランドセルを背負って、ベルト部分が肩にギリギリと食い込んで痛かったのを記憶していらっしゃる方も多いかもしれません。

ランドセルの肩ベルトは、昔は「直線型」のものが多かったのですが、最近では「湾曲型」のものが増えてきています。有名メーカーのランドセルでも、よく見ると肩ベルト部分がゆるやかなS字状にカーブしているのが分かると思います。

肩ベルトを湾曲させているのはお洒落目的ではなく、子どもの体幹に沿った形状とすることでより背負いやすくするためです。これも可動式の背カンと同じく「体にフィットさせる」ための工夫です。

さらにより注意深く観察をすると、肩ベルトの太さは均一ではなく、上半分の方が布面積は大きく取られていることに気づくかもしれません。肩に当たる部分の面積が大きければ、身体にかかる負荷(荷重)が分散され、体感重量も軽くなります。


160713_vonds0747ポイント3 「背中のクッション」が立体的なものを選ぶ

3つ目、背負いやすさを重視する上で押さえておきたいのが「背中のクッション」です。背当てとも呼ばれるランドセルの背面部分ですが、背中に当たっても痛くならないようにクッション加工がされています。

そして実際に背負った時に、ランドセルが背中にピタッとくっつくように背当ての部分が立体的に加工されている(凹凸がある)製品ですと、より軽量さが実感しやすいかと思います。

お子様がランドセルを試着したときにぜひ真横から見ていただきたいのですが、ランドセルと背中との間に隙間が出来てしまうと、荷物の重さが後ろ方向へと引っ張られてしまいます。バランスを取るためには前かがみの猫背姿勢を取る必要があり、重量以上の負担がかかってしまいます。

肩と肩ベルト、背中と背当てがしっかりフィットしているランドセルでは、荷物の重さは真下へと引っ張られます。真っ直ぐに立っていても楽で、前かがみにならなくてもバランスが取れます。重量が分散されるので、重量感も軽減されるのですね。

VONDSランドセル【赤】背負いやすくデザインされていることの重要性

以上の話をまとめますと、ランドセル選びでチェックしたいのは「背カン」「肩ベルト」「背中のクッション」の3点です。背負ったときに、隙間なくフィットするランドセルを選ぶのがベストです。

背カンが可動すること、体幹に沿った肩ベルトとなっていること、背当てが立体的な形状となっていること、これらはすべて背負いやすさや重量感に大きく関わります。カタログ記載の重量を単純に比較するのではなく「背負いやすいデザインとなっているかどうか」を見極めることが、ランドセル選びで大切となるポイントとなります。

今回は「背負いやすさと重量感」にフォーカスを当てて、選び方のポイントをご紹介いたしました。デザインの役割とは、単に見た目をよくするだけではなく、機能性を高めてより快適に使用できるようにすることです。

この記事が、子どもにとって背負いやすいランドセルを見つけるためのお役に立てましたら幸いです。

 

【最終更新日】2017/07/16