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幼児期の子どもにおすすめの「少し変わった楽器」3選

幼児期の子どもにおすすめの「少し変わった楽器」3

音楽家を目指すのでなくとも、お子さんが小さなうちから楽器で遊ばせてみることは、子どもの心身の成長のために有意義なことです。近年では楽器や音楽を使って感受性や思考力を育むリトミック教育に注目が集まっています。

楽器の演奏は保育園や幼稚園でも体験することですが、ご家庭にもひとつ、お子さんの遊べる楽器があると良いかもしれません。

この記事では幼児期の子どもにおすすめの楽器にはどのようなものがあるかについて、ご紹介をいたします。ピアノやリコーダーは定番ですので、ここでは少し珍しい3つの楽器をピックアップしました。

 

情緒豊かな音楽表現ができるトライアングル

トライアングルは打奏体鳴楽器に分類される楽器のひとつで、カスタネットやマラカス、ハンドベル等と同じカテゴリに入ります。

保育園・幼稚園・小学校の音楽教育ではトライアングルがよく使われるため、「子どもでも簡単に演奏できる楽器」としての印象を持たれる方も多いと思います。

しかし、トライアングルは大変奥が深く、その実熟練にかなりの技量を要する楽器です。吹奏楽や軽音楽の世界でも、トライアングルは簡単そうに見えて演奏の難しい楽器とされます。

ピアノのように音階を変えることもできませんし、フルートのように息で音量をコントロールすることもできません。手の動き、指の動きがダイレクトに音色へと影響するトライアングルは、とても繊細で面白い楽器なのです。

さて、リトミック教育の場でトライアングルが用いられるのは、まさにその「楽器の性質としての繊細さ」が子どもたちの情操教育にぴったりだからです。

例えば保育園や幼稚園では、トライアングルを使ったさまざまな音楽表現に挑戦します。夏の風鈴の音や、海のさざ波を奏でたり、秋の虫の声を演奏したり、クリスマスソングに合わせてジングルベルを鳴らしたり。

喜び・悲しみ・優しさ・力強さ、これらの繊細な感情をトライアングルは正直に奏でてくれます。子どもが楽器で感情表現をする楽しさを知るのに、トライアングルはまさに打って付けの楽器であると言えるでしょう。

体力がつき姿勢も良くなる和太鼓

子ども向けの和太鼓教室も最近では人気を集めています。和太鼓は音楽としての面白さはもちろんですが、子どもの体づくりに役立つメリットが大きいです。

和太鼓は体全体を使って演奏する楽器です。演奏には多大な体力を使い、その性質はスポーツに近いといっても過言ではないでしょう。

太鼓を叩くときは姿勢がとても重要で、背筋をしっかりと伸ばさなければいけません。猫背や肩こりの解消のために和太鼓を始める人もいるほどで、和太鼓には良いストレッチ効果があります。

幼少期からスマートフォンやゲーム機に接する機会が多い現代では、子どもの肩こりや猫背が増えていると聞きます。そのような今の時代にこそ、体づくりができる和太鼓の良さが見直されています。

また、幼児期の和太鼓はリトミック教育の観点からも評価を得ています。和太鼓では「数的感覚」と「リズム感覚」の2つを楽しく身につけることができるのです。

太鼓の演奏では、どこを何回叩けば良いのかという「数」の認識が重要となりますから、リズムに合わせて叩く回数を数えるうちに、子どもが自然と数のかぞえかたを習得するのですね。

古くからある伝統音楽としての和太鼓はもちろん、アニメソングや童謡に合わせて太鼓を叩けるゲーム機(太鼓の達人)も広く親しまれています。生涯を通して楽しめる和太鼓を子どもに体験させてみるのも素敵なことでしょう。

不思議でユニークな音を奏でるテルミン(電子楽器)

ここまでご紹介をしたトライアングルは「音色の変化」、和太鼓は「リズムの変化」を楽しむことができる楽器です。最後にご紹介したいのが「音階の変化」が面白い楽器、テルミンです。

テルミンは楽器には直接触れず、両手が宙をダンスするように動くことで音が奏でられる、不思議な楽器です。1919年にロシアで開発された、世界最古の電子楽器とされます。

以前はマイナーな存在だったのですが、学研『大人の科学』でテルミンが取り上げられたのをきっかけに、日本でもテルミン愛好家が増えてきました。

本格的なテルミンは数十万円するものが多く、また場所も取るため、なかなか手が届きません。しかし比較的安価な価格帯で、子どもの喜ぶような可愛らしい電子楽器も多数販売されています。

そのなかでも「パペット型電子楽器ケロミン」は非常にユニークなテルミンです。外観はカエルのぬいぐるみで、カエルの口をぱくぱくとさせながらグワグワと不思議な音色を奏でます。見た目がとても可愛らしく、子どもから大人まで人気があります。

本物のテルミンとは奏法が異なるのですが、明和電機から販売されている「オタマトーン」も子どもの楽しめる楽器です。

音符とオタマジャクシとを合体させたような外観をしていて、ケロミンと同じくオタマジャクシの口の部分をパクパクとさせたり、尻尾を揺すったりすることで、さまざまな音色を奏でてくれます。

両者ともピアノやバイオリンと同じく音階に変化をつけることができるため、熟練すれば自分の好きな曲を自由に弾けるようになります。メロディを思い通りに操れなくても、音色そのものが面白く、また楽器そのものの外観がとても可愛いため、子どもが気に入ってくれることは受け合いです。

より小さなお子さん向けの電子楽器としては、タカラトミーの「ドレミファキャット」も有名です。ドレミファキャットは小さな猫の姿をしていて、背中の部分をムニュっと押すと「ニャー」と鳴いてくれます。

猫の種類によって音階が異なるため、いわゆる「ハンドベル」のような形で演奏をすることができます。

幼児期の音楽教育と聞くと、絶対音感を身につけさせるためにピアノを習わせるですとか、バイオリンのレッスンをするですとかの英才教育に目を向けがちです。

しかし、とくに音楽家を目指すのでなければ「楽しく自由に音楽に触れること」が楽器遊びでは大切です。

子どもに音楽の面白さを知ってもらうという観点からは、このような電子楽器も子どもの成長に大いに役立つことでしょう。

以上、この記事ではトライアングル・和太鼓・テルミンの少し珍しい3つの楽器をご紹介いたしました。楽器を演奏できるようになると、大人になってからも生活に彩りを与えてくれます。

ぜひお子さんの生涯の宝物となるような素敵な楽器を探してみてください。