子供用ランドセル

小学校入学に備えて用意しておきたい文房具(鉛筆と筆箱)の選び方

小学校入学に備えて用意しておきたい文房具(鉛筆と筆箱)の選び方

 

小学校入学前の準備で大変なのが、文房具の用意です。鉛筆に定規にハサミに物差しに、買い揃えるものがたくさんあります。「鉛筆はB」「キャラモノと缶筆箱は禁止」「色鉛筆も一本一本に名前シールをつけて」とさまざまな注意が書かれた入学案内を見て、思わず悲鳴をあげたくなったお母さん、お父さんは少なくないことと思います。

 

この記事では、小学校入学に備えて用意しておきたい「鉛筆」と「筆箱」の選び方、選ぶときの注意点についてご紹介いたします。

 鉛筆の「濃さ」はどうしたらいい?

 

小学校入学時にお子さんに持たせる鉛筆は昔は「HB」が主流でしたが、現在では「B~2B」が定番となっています。鉛筆の濃さについては、学校から指定されるケースもありますので事前に入学準備案内にはよく目を通しておきましょう。(一般的にはB~2Bで指定される場合が多いです)

 

この「HB」や「B」といった記号は、鉛筆の濃さと硬さを表しています。「H」はHard(硬い)を示し、2Hや3Hなど数字が大きくなればなるほど、芯が硬く細くなります。そして引かれる線の色も薄くなります。

 

反対に「B」はBlack(黒い)を示し、2Bや3Bなど数字が大きいほど、芯は柔らかく太くなります。そしてより濃い黒色の線が引けるようになります。

 

ちなみに三菱鉛筆のハイユニシリーズでは、なんと10H~10Bまでの22段階のラインナップが販売されています。これだけ数が多いと一体どれを選んだら良いのかと悩んでしまうかもしれませんが、筆記用途で使うのであれば「HB」「B」「2B」のどれかに絞られます。

(※写真は三菱鉛筆ユニシリーズ)

 

小学校低学年では、まだ筆圧の弱いお子さんが多いです。HBの鉛筆ですと文字が薄くなってしまって読みづらい、といった理由で多くの学校は「B以上」を推奨します。

 

逆に小学校高学年では「HB」に切り替えるご家庭が多いです。というのは「B」や「2B」の鉛筆は芯が太いため、ノートに小さな文字が書きづらいからです。

 

 

鉛筆の「濃さ」によって書き心地が違うのは本当?

 

鉛筆の「濃さ」に応じて書き味がどのくらい変化するのかを確かめるため、ここでは三菱鉛筆ユニのHB~4Bを用意して、実際に試してみました。

 

写真をご覧の通り、HBでは線が薄くて細く、4Bでは濃くて太くなります。すべての鉛筆は、電動鉛筆削りで最も尖らせた状態で書いています。「もともとの芯の太さの違い」によって書かれる線の太さが変わってくるのですね。

 

肝心の書き心地については、驚くべき違いがありました。HBとBの2つを比べただけでも、まったく別物といって差し支えないほどの違いです。

 

HBの鉛筆は紙の上を滑らかに走っていき、筆を進めるときの抵抗感が一番少なかったです。長時間ペンを走らせていても、疲れにくい印象です。長い文章を書く、あるいは素早く走り書きをするときには、HBの鉛筆が適しています。

 

一方で、Bの鉛筆は書くときに、紙に吸い付くような引っかかりを感じます。引っかかるというと悪い印象を持たれるかもしれませんが、大きな文字をゆっくりと書くときには、Bの鉛筆がしっくりと手に馴染む印象を受けました。

 

HBの鉛筆が「サラサラ」と筆記音を奏でるのに対して、Bの鉛筆は「ザラザラ」といった感じの音がします。実際に耳だけで聞いていても、HBとBのどちらの鉛筆で書かれているかを聞き分けることが可能です。

 

「2B」あるいはもっと濃い「4B」となると、しっとりと溶けて紙にくっつくような感じで、濃い線が楽に書けるものの、長時間の書き物をするには向かないなと感じました。

結論を述べると、鉛筆の濃さによって、書き味は大きく変化します。小学校低学年ですと筆圧が小さくても楽に濃い線が引ける「B」の鉛筆がおすすめです。(3B以上となると、芯が柔らかすぎて、かえって書きづらくなります)

 

そして大人の筆圧ですと「HB」の鉛筆の方が、滑らかにサラサラと書けて疲れにくいです。高学年に上がる頃には、作文等で長い文章を書く機会が増えますので、HB鉛筆に切り替えていくと良いでしょう。

 

また、鉛筆の木軸は「丸型」「三角型」「六角形型」と種類がありますが、やはり定番の六角形鉛筆が親指・人差し指・中指の3点でしっかりと押さえやすく、机の上に置いても転がっていかないのでおすすめです。

 

小学校入学時には「鉛筆の一本一本に名前を書きましょう(名前シールをつけましょう)」と指示されることもあり、本数が多いと名前付けの準備にも苦労します。ネットショップや街の文具店では「鉛筆の名入れサービス」を受け付けているところがたくさんあるため、このサービスを利用すると便利です。

 

鉛筆の持ち方に慣れていないお子さんには、補助用グリップが役立ちます。トンボ鉛筆が販売している「もちかたくん」は、鉛筆に装着することで正しい指の置き方を教えてくれます。左手用のものもあります。

 

 

筆箱はどういうものを選んだらいいの?

筆箱も鉛筆と同じく、学校側から指定される場合があります。厳しい学校だと(子どもの注意力がそれてしまうため)キャラクターものの筆箱は避けて無地のものをご用意くださいと指定するところも。

 

80年代に流行した缶ペンケースも「授業中に落とすと大きな音がするから」といった理由で禁止する学校があり、チャックで開閉する布製の筆箱も「チャックにペンが挟まって壊れやすいから」といった理由で敬遠されるとの話を聞きます。

 

なかなか注文が多くて悩んでしまいますが、基本的には小学生向けに売られている「マグネット式の筆箱」を選べば間違いありません。小学校向けのマグネット筆箱は、鉛筆を一本ずつ並べて格納できる機能が備わっていて、芯が折れるのを防いでくれます。

 

小学生向け筆箱には、フタの部分に時間割を差し込むスペースがあったり、ハサミや定規を入れる引き出しがあったり、あるいは筆箱に鉛筆削りが内蔵されていたりと、学校生活を送るのに便利な機能が満載です。

 

大人向けのお洒落な筆箱を使いたくなる気持ちは分かるものの、やはり文房具は小学生向けに作られた製品を選ぶのが良いでしょう。

 

ちなみにランドセルには「筆箱を入れる専用のポケット」がついている製品もあります。中に入れる荷物が多くなりがちな小学校低学年時にはとくに、こうした多収納タイプのランドセルがあると重宝します。

 

文房具は早めに買い揃えなくても大丈夫

文房具については、小学校の入学案内パンフレットもしくは入学者説明会で「こういう規格のものを用意してください」と細かく指定されることが多いです。ですから早めに買い揃えておく必要はなく、入学者説明会で持ち物についての説明を聞いてから準備をした方が、失敗がなくて良いでしょう。

 

色鉛筆や鉛筆については、手作業で一本ずつ名前を入れるのは大変ですので「文房具店の名入れサービス」や「印字タイプのお名前シール」について事前にチェックしておくと慌てずに済みます。

 

文房具や教科書やランドセル等買い揃えるものは多くて大変ですが、春から始まる素敵な小学校生活のために、しっかりと準備をしておきたいですね。