子供用ランドセル

子どもの海水浴・海遊びで気をつけたい4つの安全対策

子どもの海水浴・海遊びで気をつけたい4つの安全対策

 

 

海は子どもたちの良い遊び場です。夏の海水浴だけでなく潮干狩りや堤防釣り、それから砂浜遊びなど、一年を通して大自然を満喫することができます。

 

しかしながら自然の遊びにはつねに危険が伴います。

 

警察庁の発表した平成28年における水難事故統計によると、子どもの場所別水難者数の割合では「海」が47.0%と半数近くを占めます。次いで、河川、湖沼池、プール、用水路と続きます。

 

とくに幼児(未就学児童)においては、水遊び(42.4%)と魚とり・釣り(18.6%)中の水難事故が大部分を占めます。(※ 警察庁 山岳遭難・水難の統計

 

基本的に子どもの海遊びは親が近くで見守っているものですが、それでも事故が発生しうるのが、海や川の怖いところです。

 

そこでこの記事では、海で安全に遊ぶためにどのようなことに気をつければ良いのか、4つのポイントに分けてご紹介いたします。そして最後に、海をもっと楽しむために子どもと一緒に読みたいおすすめの書籍についても取り上げます。

 

海を安全に遊ぶための4つのポイント

 

 

大自然を前に気をつけたいことはたくさんあるものの、こと海水浴・海遊びにおいては以下の4点がとくに注意したいポイントです。

 

1.準備運動をしっかりする

2.熱中症・日射病の対策をする

3.天気予報を事前にチェックする

4.万が一のときのための備えを用意する

 

ここではそれぞれの項目に分けて、具体的に何をすれば良いのかについて考えていきましょう。

 

 

ポイントその1 海水浴の前に準備運動をしよう

 

 

プールに入る前に準備運動をするのと同じように、海水浴のときにも準備運動が欠かせません。

 

海水浴ではクロールやバタフライなど本格的に「泳ぐ」ことは少ないかもしれませんが、じつは水中で立ち泳ぎをするだけでも(普段使わない筋肉を使うため)足がつってしまいやすいのです。

 

準備運動には、足がつったり筋肉が痙攣したりするのを防ぐ働きがあります。

 

泳ぐ前の準備運動は、ストレッチをベースにやるのが基本です。体を前に倒す前屈と、それから胸を反らせて体をうしろに伸ばす運動。

 

アキレス腱やふくらはぎの筋肉をしっかりと伸ばす屈伸運動。それから両手首、足首をぶらぶらとさせる運動も怪我防止に繋がります。

 

 

 

その2 熱中症の対策をする

 

 

海水浴で子どもに多いのが熱中症です。とくに幼児期の子どもは体温調節機能が大人よりも弱いので、炎天下の海では熱中症にかかりやすいとされます。

 

熱中症予防のために大切なのがこまめな休憩と水分補給です。汗で失われた水分とミネラルを補うために、スポーツドリンクを何本か持っていくと良いでしょう。

 

砂浜遊びや潮干狩りの際は、日差しから守るためにつばの大きい麦わら帽子などをかぶります。

 

熱中症のサインにいち早く気づくことも大切です。具体的に熱中症では、次のような症状があらわれます。

 

・めまいや立ちくらみ

・顔や体のほてり

・手足のしびれ、痙攣

・吐き気、頭痛、倦怠感

 

このようなときは日陰の涼しい場所で休ませて、保冷剤で首筋や足の付け根を冷やして体温を下げ、スポーツドリンク等で水分と塩分を補給させます。

 

体調が戻らないようでしたら近くの医療機関へ、そして意識障害が見られるときはすぐに救急車を呼ぶ必要があります。

 

 

ポイントその3 天気予報をチェックしよう

 

 

これは海に限らず山や河川に遊びに行くときも同じなのですが、必ず前日に天気予報をチェックしておくことが肝心です。

 

気象情報として注意したいのが「強風注意報」「波浪注意報」「高潮注意報」「雷注意報」の4つです。これらの注意報が出ていても遊泳禁止がされないケースはありますが、危険を考えて海へ行くのは取りやめた方が良いでしょう。

 

海水浴や釣りのときに意外と怖いのが雷で、これは決して油断できません。一説では雷に人が打たれる確率は1000万分の1で、宝くじ1等の当選率と同程度なのだとか。

 

そんなの当たるわけがないと言いたいところですが、こと海に関して言えば、落雷による事故が毎年発生しています。海水は電気をよく通すため、たとえ雷が直撃しなくても、水中や砂浜にいる人たちは感電してしまうのです。

 

海水浴、釣りの最中に雷のゴロゴロという雷鳴が聞こえだしたら、天気が荒れる前に早めに避難をしましょう。

 

雨雲の接近や気象情報、地震や津波の速報を伝えてくれる無料のスマートフォンアプリもいくつかあります。レジャーに行かれる際は、こうしたお天気アプリをご活用されるのが便利かもしれません。

 

 

ポイントその4 事故防止のための服装・対策グッズを用意する

 

 

海に行くときは怪我を防ぐのに適した服装を心がけます。そして何かあったときのための対策グッズを用意しておくと万全です。

 

例えば海水浴でしたら、子ども用のライフジャケットを着せるのもおすすめです。Kingiiという手首に装着できる緊急用の浮き袋装置も販売されていますし、あとは腕浮き輪も水難事故防止に役立ちます。

 

海水浴でライフジャケットは大げさではと思われるかもしれないですが、やはり海や川に行く際は着ておくと安心できます。海水浴に限らず、釣りのときにもライフジャケットは万が一の備えとして身につけておきたいものです。

 

また、怪我をしたときのための救急箱や、クラゲに刺されたときのための市販薬(ムヒアルファEX等)も念のため、持って行きましょう。

 

水難事故や怪我があった際の対策グッズはさまざま市販されていますので、海や川や山に行く前にしっかりと準備したいもの。備えあれば憂いなしです。

 

 

子どもと一緒に読みたい海遊びの本

 

 

海に行く前に、お子さんと一緒にぜひ読みたい良書を2冊ご紹介いたします。この記事を書くにあたっての参考文献にもなっています。

 

ひとつは『安心・安全 大自然とあそぼう〈1〉海であそぶ』(アリス館)です。

 

絵本のようにイラスト豊富で子どもにも読みやすい本でありながら、海で安全に遊ぶためのエッセンスが詰まっています。

 

海水浴や磯での生き物観察、砂遊びや堤防釣り、潮干狩りなど、海を楽しむための方法をたくさん紹介しています。本書を読めば、海への理解が深まり、海に行くのがきっと待ち遠しくなることでしょう。

 

ふたつめは『しぜんあそび』(山下久美・監修/フレーベル館)です。

 

本書では野原や森林そして川や海での遊び方が、豊富な写真・図解とともに紹介されています。海遊びの項目では「貝殻でろうそくを作る方法」や「海藻で押し花(押し葉)をする方法」など、ユニークな海の工作遊びが載っています。

 

夏休みに海に行くついでに自由工作・自由研究もしてみたいなという場合は、この図鑑がおおいに役立つことと思います。

 

以上、この記事では海遊びをするときの子どもの安全対策のポイントをご紹介いたしました。当記事や書籍の情報を参考に、ぜひ夏休みは楽しく安全に海でいっぱい遊びましょう。

 

【公開日】2017/06/26

【最終更新日】2017/06/26