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子どもを乗せる自転車の選び方と「安全対策」のポイント

子どもを乗せる自転車の選び方と「安全対策」のポイント

 

自転車は便利な乗り物で、補助輪付きのキッズサイクルであれば2歳の子どもでも乗ることができてしまいます。

 

また、買い物に行くときや保育園の送り迎えで重宝するのが、子どもを前と後ろのチャイルドシートに乗せて3人乗りできる「幼児2人同乗用自転車」です。

 

子どもを自転車に乗せる、あるいは子どもと一緒に自転車に乗るときに、まず考えておかなければならないのが安全対策。

 

この記事では子どもを自転車に乗せる前に知っておきたい「自転車の選び方」と「安全対策」のポイントをご紹介いたします。

 

1.適正なサイズの「子ども用自転車」を選ぶ

 

 

 

子ども用自転車のバリエーションは幅広く、小学生向けの入門用補助輪自転車のほか、2歳くらいから乗れるキッズサイクル等、さまざま販売されています。

 

自転車選びでは、子どもの身長にあったサイズのものを選ぶことが重要です。例えば3歳くらいであれば12インチの自転車、5歳くらいであれば16インチの自転車といったように、子どもの身長によって適正な自転車のサイズが変わってきます。

 

どのくらいのサイズがベストかは、自転車ショップの店員さんと相談をしながら決めると良いでしょう。子どもはぐんぐんと成長します。幼児から小学校高学年にあがるまで、子ども用自転車は数年おきに買い換えるのが一般的です。

 

ブリヂストンやミヤタなど、自転車には数多くのブランドがあり、値段もピンからキリまであります。安価でも良い製品はあるものの、安全を考えるのであれば「BAAマーク」の付いたものを選ぶと安心できます。

 

BAAマークは、自転車協会の制定する自転車安全基準を満たした製品に付与されます。

 

BAAマークには生産物賠償責任保険(PL保険)が付いており、自転車の欠陥により万が一の事故が起こった場合に、損害賠償補償がなされます。

 

もっとも、その「万が一」が起こらないよう、フレーム強度試験やハンドル衝撃試験、ブレーキ制動性能試験など、各種の検査をクリアした自転車にのみBAAマークが貼り付けられる決まりとなっています。

 

自転車選びの際には、BAAマークの有無をチェックしておくと良いでしょう。子供用自転車であっても、同乗用自転車であっても、BAAマークがついていることは安全性を確かめる上のひとつの指標となります。

 

 

さて、子ども用の自転車には大別して「トレーニングバイク」「キッズサイクル」「ジュニアサイクル」の3種類があります。

 

「トレーニングバイク」は、補助輪もペダルも無いユニークな子ども用自転車です。サドルにまたがって地面を足で蹴ることによって前に進みます。

 

幼児から乗ることができ、自転車特有のバランス感覚に慣れるのに適しています。(注意点として、トレーニングバイクでは公道は走れません。公園などで練習する用の自転車です)

 

「キッズサイクル」は補助輪付きの自転車です。製品によっては手押し棒がついており、親が後ろから押してあげることができます。

 

ペダルを漕ぐ練習をするには、キッズサイクルが適しています。手押し棒が着脱できるタイプのものが便利です。

 

「ジュニアサイクル」は小学生から乗りたい自転車です。補助輪は取り外し可能で、小学校高学年までは乗り続けることができます。6段変速の付いた(マウンテンバイク風味の)本格的なジュニアサイクルもあります。

 

子ども用の自転車は(大人用自転車以上に)サイズが合うかどうかが重要となってきます。自転車を買うときは、できれば子どもと一緒に自転車ショップへ行って、試乗をさせてもらうと安心して購入できます。

 

 

2.安全性の高い「子ども乗せ自転車」を選ぶ

 

 

 

子どもを自転車前後のチャイルドシートに乗せて3人乗りできるのが「幼児2人同乗用自転車」です。

 

通称「子ども乗せ自転車」と呼ばれるこの自転車は、低重心で転倒しにくいのが特徴です。

 

ここ数年は電動アシストタイプのものが人気で、子どもを乗せたままでも軽い坂道は登れてしまいます。

 

幼児2人を自転車に乗せる場合には「幼児2人同乗基準適合車BAAマーク」の認定がある自転車でなくてはいけません。自治体によっては子育て支援として、専用自転車の購入に補助金を出してくれるところもあります。

 

子ども乗せ自転車は、一般自転車と比べるとどうしても高額となってしまいますが、安全には替えられませんのでBAAマークもしくはTSマークの基準を満たした専用のものを選びましょう。

 

また、車道を走る場合には自転車用バックミラーやテールライトなどのオプション品を取り付けることで、安全性が大きく増します。

 

 

3.「自転車用ヘルメット」を準備する

 

 

 

子ども自転車に乗せるとき、必ず着用させなければならないのが「ヘルメット」です。ご存知ない方も多いのですが、幼児・児童のヘルメット着用は、道路交通法により義務化されています。

 

あくまで努力義務ではあるものの『児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童又は幼児を自転車に乗車させるときは、当該児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。』と道路交通法第63条の11の条文には記載されています。

 

「児童」は一般に13歳未満の子どもを指します。つまり、小学生までのお子さんには(自転車にひとりで乗らせる場合でも、同乗させる場合でも)ヘルメットはつけさせなければならないのです。

 

もっとも、ヘルメットをつけるのは(法律で定められているからという理由以上に)子どもの安全を守るためです。警察庁交通局が2013年に発表した交通事故統計によれば『自転車同乗中の事故で、6歳未満の幼児の約40.5%が頭部を怪我している』のだそうです。

 

顔部と首部も含めれば、60%以上の幼児が、事故の際に首から上の部位を損傷しています。子どものヘルメット着用義務化には、こうした事故統計に基づく根拠があるのです。

 

ヘルメット選びの際には『SGマーク』のついた製品を購入すると安心です。SGマークは、衝撃吸収性試験などの安全性チェックに合格したヘルメットにのみつけられます。SGマークにはPL保険が付いており、万が一、製品に欠陥があって事故になった場合には1億円までの損害賠償がなされます。

 

本当ならば、大人だってヘルメットを着用した方が安心です。最近では子ども用のも大人用のも、おしゃれな自転車ヘルメットがたくさん売られています。子どもを自転車に乗せる前には、必ずヘルメットの準備をしておきましょう。

 

 

4.「自転車保険」に加入する

 

 

 

自転車に乗るときに、必ず入っておきたいのが自転車保険です。都道府県の条例によっては、自転車利用者に対して保険に入るよう努力義務を課しているところも多いです。

 

自転車事故で怖いのは、歩行者とぶつかって相手を怪我させてしまうことです。これは自転車に乗るのが子どもである場合でも同じです。

 

2013年の神戸地裁の判決では、自転車に乗った小学生と歩行者との人身事故について、保護者に対し約9,500万円の損害賠償請求が認められました。子どもが起こした事故であっても、相手方の被害次第では数千万円にのぼる賠償責任が生じます。

 

安全運転を心がけるのはもちろんのことですが、不慮の事故に備えて保険に入っておくのは、親としての義務ともいえるでしょう。

 

自転車専用の保険も数多くあり、年間数千円で加入することができます。すでに自動車保険や傷害保険などに加入されている場合には、自転車事故に対する補償も特約で付いているケースがあります。

 

また、自転車の点検整備をした際に「TSマーク」という傷害保険・賠償責任保険付きのシールを付けることもできます。

 

すでに加入済みの傷害保険に自転車保険の特約を付けるにせよ、新たに自転車保険に加入するにせよ、あるいはTSマークを取得するにせよ、費用は多くかかりません。最大5,000万円までの賠償責任補償がついた第二種TSマーク(赤色マーク)でも、年間1000円~2000円程度のコストで済みます。(料金は整備店によって異なります)

 

最近ではコンビニで自転車保険に加入できるようにもなり、保険はぐっと身近なものとなりました。お子さんやご家族の万が一の事故に備えるために、自転車保険には必ず入っておきましょう。

 

何事も「備えあれば憂いなし」です。この記事でご紹介した4つのポイントを押さえて、子どもと一緒に安心して自転車に乗るための準備をしっかり進めておきましょう。

 

 

【公開日】2017/07/30

【最終更新日】2017/07/30