家庭でできる簡単プリンの作り方(幼児のおやつにおすすめ!)
プリンは子どもに人気のデザートです。市販品のカスタードプリンも安く売っていますが、ご家庭でつくるのも簡単です。牛乳・卵・砂糖の3つの材料さえあれば、できてしまいます。
この記事では、幼児のおやつにもおすすめのシンプルなプリンの作り方をご紹介いたします。
準備する材料
・牛乳(100ml)
・卵(1個)
・砂糖(大さじ1)
・バニラエッセンス、ココアパウダー(お好みで)
(※分量はプリン液カップ2個分の場合)
準備する材料は「牛乳・卵・砂糖」の3つだけです。
分量は卵1個に対して牛乳100ml、砂糖大さじ1を目安とします。これでカップ2個分のプリンができます。
市販のプリンでは1個あたり15g程度の砂糖が含まれるとされます。しかしここでは幼児が食べることを考え、1個あたりの砂糖量をなるべく少なくし、甘さを控えめにしています。
砂糖は上白糖を使っても良いですし、グラニュー糖を使っても良いです。グラニュー糖だとすっきりとした甘さになるようです。砂糖の代わりにはちみつを使うレシピも人気があります。
今回は、牛乳の代わりに低脂肪乳を使用しました。もちろん牛乳の代替として問題なく使えます。
上記材料に加えて、バニラエッセンスやココアパウダーを使っても美味しくいただけます。バニラエッセンスは甘い風味の香り付けをするために使われます。
手順1 カラメルソースをつくる
まずはプリン容器の底に入れるカラメルソースを作っていきます。
カラメルは砂糖大さじ1、水大さじ1を目安に作ります。
通常、カラメルソースは鍋を使って作ります。これは最後に水を入れたときに、高温のお湯が突沸して飛び散り、危ないからです。
ただ、今回のプリン作りで使うカラメルはごく少量ですので、小さなフライパンや卵焼き器を使った方が作りやすいです。
砂糖水をフライパンで熱し、沸騰させ、茶色に変化したら火を止めます。飛びはねに注意して、大さじ1の水を加えます。(※突沸現象により、水を加えると急速に沸騰します)
カラメルソースができたらそれをプリン容器の底に流し入れ、この工程は完了です。
カラメルソースを作るのは初見では難しいので、動画サイトや料理書を参考に試してみてください。カラメルソース・シロップはできあがっているものが個別に販売されてもいるため、カラメル作りが大変であればそれらの市販品を使っても良いでしょう。
ポイント カラメルソース作りの注意点
カラメル作りでよくある失敗は、鍋から目を離しているうちに焦げ付いてしまったという事例です。カラメルは焦げると苦くなってしまいます。(逆に、ちょっとほろ苦い大人の味にしたいときは、やや焦がし目にします)
もしカラメルが鍋の底に焦げ付いてしまったときは、慌てずに鍋に水を張ってしばらく置いておくと良いでしょう。砂糖は水溶性なので、しばらく待つと焦げ付いた砂糖も水に溶けてくれます。
他の注意点として、電子レンジを使ったカラメル作りが挙げられます。ネットでは耐熱容器と電子レンジでカラメルソースを作る方法も紹介されていますが、これは非推奨です。高温になる箇所のムラにより、耐熱容器であっても割れてしまう危険性があります。
カラメルなしのプリンにするのも一案
じつはプリン作りの工程で最も手間がかかり、難しいのがカラメル作りです。プリン作りの大変さの8割はカラメルにあるといっても過言ではありません。
また、幼児の日頃のおやつとするには、砂糖の塊であるカラメルプリンは糖分が多くなりすぎるのが心配です。
なので、ここでご紹介したカラメル作りの工程は飛ばして、カラメルなしのプリンにするのも一案です。
砂糖の代わりにハチミツを使って、はちみつプリンにするのもオススメです。材料の工夫次第でヘルシーで健康的なプリンが作れますので、アレンジレシピをぜひ試してみましょう。
手順2 プリン液をつくる
プリンの本体となるプリン液は、卵1個・牛乳100ml・砂糖大さじ1をボールに入れて、泡立て器で混ぜ合わせます。このとき、なるべく「泡が立たないように」混ぜるのがうまくつくるコツです。
バニラエッセンスやココアパウダーはこの段階で入れます。
混ぜ終えたら、茶こしなどでこして、プリンの容器に流し入れます。これはプリンのなめらかな食感をつくるためです。
手順3 プリンを蒸し器で蒸す
耐熱容器に入れたプリンを蒸し器で蒸していきます。ご家庭に蒸し器がない場合は、お鍋でも代用できます。
容器にアルミホイルを被せ、蒸し器のフタを布巾でつつんで乗せます。
弱火で20分ほど蒸していきます。時折フタを取って固まり具合を確認し、蒸し時間を調整しましょう。
蒸気は高温になっていますので、蒸し器のフタを開けるときは蒸気が顔にかからないよう、十分にご注意ください。また、容器も高温のため、取り出すときは鍋つかみ等を使い、やけどしないように気をつけます。
容器を少し揺らしてみて、表面が弾力を持った感じに波打つのであれば完成の頃合いです。
冷蔵庫で冷やして完成!
一旦常温で粗熱を取ってから、冷蔵庫に入れて冷やします。
冷やし終えたらプリンの完成です。砂糖、牛乳、卵だけのシンプルな材料だけでプリンをつくることができました。
基本のプリンをマスターしたら、次はアレンジレシピに挑戦してみましょう。ココアパウダーやクリームを入れても良いですし、砂糖の代わりにはちみつを、牛乳の代わりに豆乳を使ってヘルシーなプリンに仕上げることもできます。
プリンはどうしてもカラメルを作るのが一手間で、失敗しやすいところではあるのですが、カラメルなしのプリンであればお手軽に作れます。
幼児のおやつとしては(砂糖の摂り過ぎは気をつけたいものの)牛乳と卵を主材料とするプリンは栄養食としても優れています。
冷蔵庫に卵と牛乳があるときは、ぜひ簡単プリン作りにチャレンジしてみましょう。
【公開日】2017/08/04
【最新更新日】2017/08/04