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小学生からの習い事におすすめ! 将棋の始め方と上達のポイント

今年(2018年)の2月には藤井聡太六段が史上最年少の15歳で一般棋戦優勝を果たしたというニュースが話題になり、将棋界を大いに賑わせました。「ひふみん」こと加藤一二三九段もクイズ番組やバラエティ番組に引っ張りだこで、お茶の間での人気を集めています。

 

将棋という競技に関心を持つ人が増え、子どもたちの間でも将棋ブームが始まろうとしています。

 

この記事では小学生から始めたい頭脳ゲーム「将棋」の魅力と始め方についてご紹介いたします。

 

まずは簡単な「どうぶつしょうぎ」から始めよう!

はじめてお子さんに将棋を学ばせようとするとき、すぐに本式の将棋セットを取りそろえても良いのですが、幼稚園や小学校低学年のお子さまには少しハードルが高いです。

 

将棋の駒には漢字が書かれているものの、小学1年生では習わない漢字ばかりです。やはりいきなり本式ルールを教えるのは、子どもにとって抵抗が大きいことと思います。

 

そこでおすすめなのが「どうぶつしょうぎ」という子どもの入門用の将棋セットから始めることです。どうぶつしょうぎは人気漫画『3月のライオン』のなかでも紹介され、話題となりました。

 

どうぶつしょうぎでは、本式将棋と比べて盤面が3×4とミニサイズになり、駒の動きが簡略化されています。

 

駒には「ライオン」「ぞう」「きりん」「ひよこ」の4種類の動物が描かれており、駒を見ただけで動かし方が分かるようになっています。

 

将棋が初めての方はもちろん、幼稚園のお子さまでも直感的に将棋の考え方やルールを学べます。子どもの将棋入門にはどうぶつしょうぎが最適です。

 

 

どうぶつしょうぎに慣れたら、次は詰め将棋へ

 

どうぶつしょうぎをマスターしたら、いよいよ本式の将棋に挑戦してみましょう。

 

くもん出版から「スタディ将棋」という将棋盤と駒のセットが販売されており、最初はこれを使うのがおすすめです。スタディ将棋には、駒の動かし方を示す矢印がプリントされています。駒を見ただけで、どこに動かせば良いのか一目瞭然に分かるデザインです。

 

駒の漢字にはふりがなも振ってある親切設計です。小学生から始める将棋知育玩具としては、本当に優れた入門セットであると言えます。

 

さて、駒の動かし方と基本ルールさえ分かれば、すぐに対局に入ることは可能なのですが、その前にいくつか覚えておきたい事柄があります。

 

将棋を指すためには、駒の動かし方やルールに加えて、下記の3つを知っておく必要があります。

 

・居飛車や振り飛車などの戦法(攻め方)

・美濃囲いや穴熊囲いなどの囲い(守り方)

・王の詰ませ方

 

このなかで、何を最初に学ぶと良いかというと、3番目の「王の詰ませ方」です。王の詰ませ方が分からなければ勝つことができませんし、何より相手の王を詰ませるのが、将棋では最も面白い部分です。

 

したがって、対局に入るよりも先に「詰め将棋」の勉強をしてみるのがおすすめです。子どものための詰め将棋の本はたくさん出版されており、パズルゲーム感覚で楽しく解いていくことができます。

 

 

詰め将棋は1手詰め、3手詰め、5手詰め、7手詰め、とどんどん段階的にレベルアップしていくのですが、3手詰めの基本形が解けるようになればもう十分に実践でも戦えるようになると思います。

 

無理せず楽しく、ゲーム感覚で一歩一歩レベルアップして達成感を味わうことが、将棋を長続きさせる秘訣です。まずはできること、できるようになったことを大いに喜んで、子どもの自己肯定感を育てることを大切にしたいです。

 

 

本格将棋に移ってからは、負けても落ち込ませない

 

本格的な将棋対戦に移ってもいいと思ったら、将棋教室に通うのが良いでしょう。子ども教室であれば同年代の対局友達もたくさんできますし、何よりライバルに負けじとやる気を出すようになります。

 

しかしながら、将棋は完全実力勝負の世界で、良くも悪くも勝ち負けがはっきりします。運要素がほぼないため、対局者間に実力差がある場合、100回勝負をしたら100回とも力の強い方が勝つのが将棋のある意味で残酷なところです。

 

「同世代ならそんなに実力差は開かないんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、幼稚園くらいの小さな子どもでも、大人を打ち負かすことが珍しくない世界です。

 

将棋教室に通い始めたは良いものの、負けが立て込んで、途中で泣き出してやめてしまう子も少なくないと聞きます。

 

負けが続くのはやはりお子さんにはショックでしょうし「もう2度とやりたくない」と考えるのも無理はありません。

 

親としてできることは、子どもが負けても決して叱らず、落ち込ませないこと。励ましてあげることです。

 

 

ときには勝つ喜びを知ることも大事

将棋上達のためには、対局後の「検討」がとても役に立ちます。棋譜を記録しておいて、どうして負けてしまったのか、どの手が悪手となったのかを冷静に分析して話し合うのも良いでしょう。

 

将棋や囲碁では「自分と同じレベルか、自分よりもやや強いレベルの相手」と対局を重ねることが理想的であるとされます。

 

子どもの将棋教室を選ぶ際は、生徒の数が多いところの方が(同じ棋力の人と対局できるので)続けやすいです。

 

もし近くに良い将棋教室がなければ、ネット将棋を活用されるのもおすすめです。ネット将棋では勝敗によってレーティングが変動し、自分と同じくらいの実力を持つ相手と自動的にマッチングしてくれます。

 

最近では将棋が指せるスマートフォンアプリも人気です。あまり負けてばかりというのもつまらないですし、ネット将棋や将棋アプリ等で「勝つ喜び」を味わうことも時には大切です。

 

 

まずは気軽に将棋を楽しんでみよう!

 

プロ棋士を目指すのでなくとも、将棋を学ぶことにはさまざまなメリットがあります。

 

将棋では10手、20手先の展開を読みますので、非常に頭を使います。論理的思考を身につけ、計算能力を高めるのにも役立ちます。

 

しかしそれらを抜きにしても、将棋はとても面白く奥が深い、子どもでも大人と対等に楽しめるゲームです。

 

まずは気軽に将棋を始めてみて、ぜひ親子で将棋の楽しさに触れてみてください。

 

【公開日】2018/08/03

【最終更新日】2018/08/03